前稿の話、つまり「事業仕分け」とやらの作業への新人議員起用に対して小沢が凄んだ一件は政府側が折れ、人数を減らすことで決着が付きました。

マスメディアのほとんどは「事業仕分け」の効果の減殺を恐れて見せています。小沢の恫喝の標的を「事業仕分け」だけにとどめておきたいのでしょう。「小沢と官僚との野合(不倫)」の疑いを国民に抱かせたくないのだと思います。初めのうちは「小沢のイチャモン」ではなく「党側とのナントカ」と表現していたくらいですから。

小沢の口癖らしい「1年生の仕事は次の選挙に勝つことだ。とにかく地元活動をやれ!」と関連づけた報道はあったでしょうか?

地元活動に専念していても、国政に関わる仕事を何一つしていなくても、国会議員には1人当たり年間約4200万円が税金から支出されるのです。小沢はそれでいいと言っているのです。メディアも野党も問題にしていないところを見ると日本社会の合意事項のようです。

50年以上いろいろな税金を払い続けている私には許せませんね。

ってぇことは、私は日本の社会人じゃないんだ。


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by convenientF | 2009-10-31 14:59

この事件、あまり取り上げられていないようですね。時代離れし過ぎているからでしょうか。

2009年10月27日 東京新聞朝刊
 行政刷新会議で「事業仕分け」を担うはずだった民主党の新人衆院議員14人のワーキンググループ参加が、党側の異論で白紙になったのを受け、政府は26日、人選の仕切り直しに着手した。この日予定していたグループの会合も開けず、事業仕分け作業は出遅れた。 (古田哲也)
 平野博文官房長官は二十六日午後、小沢民主党幹事長を国会に訪ね、グループの人選について「政府として私の窓口機能、担当閣僚の連携が不十分だった」と陳謝した。
 小沢氏は「本当に事業を切り込んでいける態勢をつくるべきだ」と、経験の浅い新人議員は起用すべきではないと主張した。
 平野氏がわびたのは、仙谷由人行政刷新担当相や事業仕分け統括の枝野幸男元政調会長が、仕分けグループへの新人起用を党側と事前に調整していなかったからだ。結果としてグループの会合と党主催の新人研修の日程が重なり、小沢氏が研修を優先させるよう党国対に二十三日に指示していた。
 小沢氏は記者会見で「プロセスも党が知らない間に進んでいたし、何をするのか内容もよく分からないので、あらためて説明を聞いて相談したい」と政府の対応に不快感をにじませた。
 仙谷氏は二十六日夜のBS番組で「人選は一両日中に決めなければならない」と調整を急ぐ考えを示した。平野氏は記者会見で「基本的には二回生以上が望ましい。もっと(民間から)専門家を入れた方がいいのではないか」と述べた。
 ただ、当選二回以上の衆院議員も、委員会理事などの役職に就いており、調整が手間取る可能性がある。民間の有識者も即座に選任できる見通しが立っているわけではなく、早期にメンバーを固められるかどうかは不透明だ。


日経の『春秋』はからかっています。

▼たしかに子どもだってやりたいことは色々とある。おとなしく勉強ばかりでは「つまんなーい」のだろう。ところが政界の小学生となるとそうもいかないらしい。行政刷新会議のもとで不要不急の予算を削る「事業仕分け人」チームに民主党の新人議員が14人も入っていると知り、校長先生が「待った」をかけた。
▼新人はイロハを学ぶ研修が最優先、というのが剛腕幹事長が束ねる「小沢小学校」の校則だ。分からないでもないが、その気になっていた新人はどんな気持ちだろう。根回しも不十分なままにメンバーを決めたから小沢さんが機嫌を損ねた、ともいわれている。「二重権力」などという言葉が浮かんで外聞も悪い。
▼「事業の仕分け」そのものは政治主導で無駄に切り込む試みだから大いに期待したいのに、こんなゴタゴタが起きると先が心配だ。それにしてもこの校長先生、子どもを鋳型にはめすぎのきらいがある。いつまでも素直な小学生でもなかろう。ニーズをくみ取ってもらえないとなれば心は離れていくかもしれない。


この校長先生、とにかく怖いそうですね。一睨みされて竦み上がらない人はいないと言われています。でもそれは国会議員関連業界だけの話でしょう。一般市民にとっては人相の悪いジイサンに過ぎません。

第一、あんな間抜け面が怖くてブルドッグが飼えますか。
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国会議員諸君、スイスイっと行きましょう!

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by convenientF | 2009-10-28 10:57
郵政西川社長の後任は小沢の腹心だそうだ。

いよいよ「小沢帝国」の実現か。

楽しみだなぁ!


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by convenientF | 2009-10-22 04:40
「骨太の方針」、「三位一体の改革」、「三方一両損」….まさに「パトス」(感情・感動・情熱など)政治、あるいは「情緒」政治でしたなぁ。国民にとってはワケのわからない言葉の連発。わかられては困るからだったのだ。

代わった民主党はさぞ明確な「ロゴス」(論理)政治、国民が簡単に理解できる論理と言葉で政策が語ってくれると、国民の多くは期待したのではなかろうか。
ところが、「マニフェスト」に始まり、「モラトリアム」が議論され、「タスクフォース」が編成され、「ウィン=ウィンの関係」まで飛び出した。「最大多数の理解不能」を目指しているのではなかろうか、と疑いたくなる。
カタカナだけではない。「行政刷新担当大臣」、「行政刷新会議」の「刷新」もパトス表現だ。「国家戦略」の「戦略」も具体的な中身が見えない表現である。

しかし、民主党政権のトップ連中が「国民にわかりにくい表現」を選んだとは思い難い。ただ言語感覚が幼いだけだと思う。小学生の戦争ごっこを連想する。


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by convenientF | 2009-10-19 15:12
1週間ほど前から食間から食前、つまり空腹時にみぞおち付近が痛むようになりました。

実は20年前に会社員を辞めるまで15年間ぐらい十二指腸潰瘍を抱えていました。会社員を辞めたらスーっと治ってしまい、以来忘れていたのですが、思い出しました。同じ痛みです。

昨16日が内科の定期検診だったのでドクターに話したら、2週間前に血液検査をしたばかりであり、潰瘍を示唆するような結果ではなかった、と言うことで触診したら「とにかく場所は十二指腸とその下です。まだただの炎症でしょう」。

十二指腸潰瘍の治療薬を処方し、10日ぐらいで治りますよ....

昔から謎なのは、十二指腸に障害が発生するのは几帳面な人間、という定説です。他の多くの定説同様、いずれ否定されると確信しています。

自分は”几帳面”と程遠いジジイであることは自分が一番よく知っています。


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by convenientF | 2009-10-17 15:59
昨日、マイナーなあるチャネルで若手政治家たちの座談会をやっていました。定年を過ぎた大物新聞記者もゲスト出演しています。
始まって間もなく、件の新聞記者は河野太郎に向かい「あんな風に露骨に先輩たちを批判するのは賛成できませんなぁ。思想や政策がどうであろうと先輩ですからね」と言ったのを聞いて私はビールを吹き出してしまいました。「あなたのお祖父さんは暴れ者として世界に知られていましたし、お父さんは自民党を割って出たりしましたが、最後は衆議院議長をお務めになりました。三代目の貴方もソロソロ….」太郎は苦笑いしていましたが結局は党国際局長だとか。
小泉については血のつながりを話題にしなかったくせに安倍から今の鳩山に至るまで、メディアはこぞって血縁を問うています。私は疾病や体格については血統に注目しますが、生活や思想は後天的なものだと思っています。本人たちも、赤の他人の新聞記者にまで血族関係を話題にされるのを、実は迷惑に感じているのではないでしょうか。

それはさておき、前稿で触れた『消費税は0%にできる』(菊池英博)の目次だけ紹介しておきましょう。

序章 なぜ政府は消費税引き上げに狂奔するのか

第1章国民はこんなに騙されている
1.国民を必死に騙す政府
2.最大の国民騙しは「偽装財政危機」
3.新自由主義・市場原理主義の日本侵略―「規制緩和」「官から民へ」「小さい政府」
4.政府が必死に隠す「アメリカの対日年次要望書」
<ちょっと道草>
なぜ日本はアメリカの民主党政権に尻込みするのか

第2章こんな愚策は絶対に許してはいけない
1.「郵政事業民営化」は富の収奪、日本は金融恐慌になり財政が破綻する
2.医療費圧縮はアメリカの要望と「構造改革」のツケ
3.日本は既に平成恐慌
<ちょっと道草>
なぜ日本は1党に支配されることに満足なのか

第3章消費税は引き下げられる
1.財源はいくらでもある
2.なぜ財政危機という錯覚が継続するのか
3.日本の消費税は低すぎるという嘘
<ちょっと道草>
特別会計は「巨大な国立銀行」である

第4章「財政の罠」に陥る三つのドグマ
―「小さい政府」「均衡財政」「消費税病」
1.「小さい政府」の錯覚
2.「均衡財政」の誤解
3.自覚なき「消費税病」
4.財政の使命を取り戻そう
<ちょっと道草>
アメリカ大恐慌からの脱出時の中央銀行の役割

第5章「社会的共通資本」の拡充が国を救う
1.経済政策は歴史に学べ
2.財政政策の明暗―父ブッシュとクリントン
3.いま日本で実行すべきは「クリントン・モデル」
4.「停滞・減収・増税」の構造改革モデル
5.日本復活五カ年計画
6.医療システム再構築が経済再生のベース
7.新自由主義・市場原理主義経済学は「まやかし経済学」
<ちょっと道草>
アメリカの社会基盤は大恐慌後の公共投資が始まり


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by convenientF | 2009-10-11 11:56
発売から3日経ったので売り切れになっている地域があるかもしれませんが、「週刊文春」10月15日号のp.32~p.33に菊池英博(日本金融財政研究所長)という経済学者が民主党の経済政策について論じています。

財務大臣の藤井裕久は「オールド大蔵官僚」そのものであり、亀井が強硬に主張する「中小企業の債務返済猶予政策」に反対しているが、これは絶対に必要な政策。

反対の急先鋒は大銀行。しかし、銀行の経営がよければ中小企業が倒産してもいいというのは本末転倒。


この人の最近の著書は2009年7月17日、政権交代前に発売された『消費税は0%にできる』です。同書の指摘、主張はすべて私には十分納得できるものであり、自民党、経営者団体、マスメディアに騙されてきたすべての市民に読ませるべきだと思うのですが、使われている用語や表現からすると一定レベル以上の経済財政の知識がないとしんどいでしょうね。取り敢えずは、下記だけでも皆さんに知っておいて頂きたいと思います。

日本政府の「赤字国債」(不動産に転換される「建設国債」以外の債券)は270兆円弱ですが、政府は預金、債券などの金融資産を約550兆円持っています。つまり550万の預金を持っている人が270万のローンを借りているのと同じです。さらに、必要なときにはいつでも借りられる融資枠みたいな個人預貯金は1,500兆円もあるのです。政府が保有する金融資産も個人預貯金も世界最大です。
つまり、「赤字国債の償還期限が来たら大増税になる」なんてことにはならないのです。だから政府は気楽に無駄遣いを続けているのです。役人たちは何も仕事のない天下り専用法人に莫大な金を支出し、自分たちの将来の優雅な暮らしの資金に充てているのです。
それでも予算が使い切れない場合は国債を買っているそうです。自分に自分のカネを貸しているんだから、笑いたくても笑い方に困ってしまいますねぇ。

菊池英博という経済学者は若い人ではありません。1936年生まれで1959年に東大を出た後は長年「東京銀行」に勤めていました。役所や大学の研究室で育った人ではありません。金融業の現場で切った張ったの修羅場を潜ってきた人です。しかしワイドショーなんかには現れないので「知る人ぞ知る」エコノミストで、専門家筋では世界のトップクラスにランクされています。


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by convenientF | 2009-10-10 11:38
<産経>
 亀井静香金融・郵政改革担当相は5日、東京都内の講演で「日本で家族間の殺人事件が増えているのは(企業が)人間を人間として扱わなくなったためだ」と述べた。その上で日本経団連の御手洗冨士夫会長と会談した際に「そのことに責任を感じないとだめだ」と言ったというエピソードを披露し、経団連を批判した。

 小泉政権の構造改革に協力した財界が日本社会を荒廃させたと言いたかったとみられるが、経営者にその責任を負わせるような指摘が議論を呼びそうだ。会談の時期は、担当相就任前の今年5月ごろだったと明らかにした。

 亀井氏は御手洗会長との会談で「昔の経営者は景気の良いときに中小企業に(資金を)分け与えたが、今は内部留保としてため込んでリストラしている」と述べ、派遣契約の解除などを実施した大企業を批判した。これに対し御手洗会長は「私どもの責任ですか」と答えたという。


日本企業の外国人持ち株数、配当、役員賞与、内部留保をトレースすれば明らかなんですけど、御手洗みたいなヤツらは、シモジモがそんなことを理解できるわけがないと思っているんでしょう。





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by convenientF | 2009-10-07 07:11
私ごとき者までもが休刊(=廃刊)を惜しんだ「月刊現代」が「g2」という名前で復活したことを知り、食料買いだしのついでに本屋を覗きました。「g2」はドカンと堆く平積みされています。何となくその裏側の棚に目をやると「新潮45」が1冊だけひっそりと立っています。
「新潮45」は、多分、サラリーマン中退後はまったく読んでいないはずです。ショーバイに関係のない雑誌を読んでいる暇はなくなったからです。暇ができてからも、その「お国第一」のような姿勢が不快で買わなくなっています。
しかし、最新号では野中広務が「小沢論」(タイトルは『誰が日本政治を殺したか』)を書いていることは新聞広告で知っていましたので食指が動きかけていたところです。しかも在庫は1部だけ。一方「g2」は在庫十分ですから当分大丈夫と踏み、「新潮45」だけを買ってきました。ケチですねぇ。

小沢さんは政略家であり政策家ではありません。

小沢さんは心臓の病気を抱えていることもあり、都合が悪くなるとすぐどこかへ姿をくらましてしまいます。

副総理まではやっても総理はやらない人だと私は見ています。

問題は、自民党にも民主党にもビジョンや思想、哲学がないことです。

すべての根っこは、小沢さんが導入した小選挙区制です。

自民党か民主党かという二者選択だけで選挙が進み、日本をどうしていくかという思想・哲学を政治家が示さなくても済んでしまうのです。

小沢さんが権勢を振るうような民主党政権が、長く続くことを望みたくはありません。


8ページの記事ですが、ストレートでわかりやすい主張です。

巻末近くに佐藤優の『外務省に告ぐ』という記事もあるが、これも説得力があります。
マルクスの『資本論』を使って<貨幣→課税→官僚>の関係を説明し、

現実の資本主義社会において、官僚階級は社会、すなわち資本家、労働者、地主の3大階級に対抗する第4の階級である。

郵便局員は公務員なので、これを民営化すれば税金の無駄遣いをなくすことができると素朴に信じていた国民は多いと思う。しかし、最初から郵便事業には税金が1円も投入されていないのだから、税金を節約することは不可能なのである。

「脱官僚」というスローガンは、経済政策で「脱貨幣」を掲げるくらい意味のないことだ。


エラそうな雑誌もたまには読んでみるものですねぇ。もちろん「ツチヤの口車」が最優先ですが….


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by convenientF | 2009-10-03 15:53
cocomeritaさんのところでチラッとコメントした話題です。



ベルルスコーニ首相は「『よろしくお伝えください』という伝言を誰からか頼まれたなぁ。ああ、あの日焼けした人! そう、オバマだ!」と述べた。
問題発言があったのは、ミラノで27日に行われた与党・自由国民党大会の演説。
さらに、ベルルスコーニ首相は、ファーストレディーのミシェル夫人に対しても、「彼の妻も日焼けしているから、2人でビーチに行ったに違いない」と発言した。
アメリカ・ピッツバーグで開かれた金融サミットの夕食会の際、ミシェル夫人が、各国首脳を抱擁やキスで迎えたのに対し、ベルルスコーニ首相には握手だけで済ませたことから、イタリアメディアは「ミシェル夫人がベルルスコーニ首相と距離を置こうとした表れ」と報じている。 (http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00163710.html)

実はこれが初犯ではない。

2006年、「毛沢東時代、中国人は赤ん坊を茹でて、肥料にしていた」と発言。その後この発言は撤回しないと明言し、「歴史的事実であるし、中華人民共和国は何百万単位の国民を虐殺している」とさらに付け加えた。

黒人牧師を見かけると「いい色に焼けていますね」、さらには国際赤十字の黒人職員にも「あなたもいい色に焼けていますね。わたしもあなたのように日焼けしたいものです」とそれぞれ声をかけたようだ。

2009年1月には、イタリアで多発するレイプ事件に関して、対策を議会から求められたとき『イタリアには可愛らしい女の子がたくさんいるから、レイプをなくすことは無理だ』と発言した。また批判に関しては、『イタリア人女性を褒めただけ』と述べた[10]。

何とも恐れ入る総理大臣。

ところが他人のことばかり言えない。
パパブッシュに任命された国防長官が黒人であることがわかったとき「彼は読み書きができるのか?」と真剣に心配する国会議員が日本の与党にも何人かいたと聞いた。

私は小学生の時から進駐軍の黒人兵たちとソフトボールをして遊んでいたし、成人してからは英語やジャズの仕事でアフリカ系アメリカ人との交際が多い。そのことを大学のクラス会で話したら、以来、同級生の数人は私とは握手さえしなくなった。肌色がワンステップ超えて移るとでも思っているのだろうか。

白人社会の一部では「白人か非白人か」しか問われないことを知らないらしい。



追記:

cocomeritaさんbs2005さんの最新記事はどちらも笑えますよ。
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by convenientF | 2009-10-01 14:36