従業員の首切りの増勢は加速しています。
総数については、数字の出所や「住所不定」の人々を含むかどうかが報道ではハッキリしませんので触れません。官庁やマスメディアの口癖に従うならば「戦後最高」になるでしょうが、何でもかんでも「戦後最高」と表現するところに無神経さが現れていると思いませんか。大抵の統計数値は「史上最高」なのに....

自動車関連産業が集中している某地方では「暴動」と呼んでもいいようなデモが起きているのを目撃したので確認したい、という外国人の友人からの依頼がありましたが、日本メディアは一言も報じていません。見事な「報道管制」が復活しました。

一方で「愛国防衛」から「先制攻撃」などを勇ましく叫ぶ勇ましい声が大きくなっています。その声の主は、実戦経験が全くない世代、あるいは空襲を受けなかった土地で育った高齢者です。

そして総理大臣も勇ましいことを言っています。

古来、最も有効な失業対策は戦争、というのが定説です。その効果も証明されてきています。働き盛りの人口が戦死して減るのですから....

それらの勇ましい人たちに問います。

自分が偶々生を受け、その結果受動的に付き合うに至ったに過ぎないこの列島、そこの住民には、あなた個人の人生を捨てる価値があるのですか?

あくまでも「個人の人生」の視点から考えるべきだと思うのですが...








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by convenientF | 2008-12-28 14:46
日本中のデパート、スーパーなどの小売店が悲鳴を上げている一方でネット通販の売上げが絶好調だそうです。テレビ・コマーシャルの世界でも以前の主役のほとんどが消えてしまったようですが通販業者は相変わらず、いや一層盛大にやってます。そして正月が近づいた今は「カニカニカニ」....いつ、どこで獲れたのか、もしかするとソビエト連邦時代に水揚げされ、輸入されたものかもしれないカニを朝から晩まで売り込んでいます。
どういった人々が注文するのか、冬場は来る日も来る日もブリとズワイガニを食べさせられて育った私には想像できません。

「振り込め詐欺」のネタとして、まだ実施する法律もできていない「定額給付金」が使われ始めたそうですね。様々な還付金が利用されるようになったのはいつからでしょうか。いずれにして者、これらの詐欺に引っかかるのはコンピューターシステムに依存する現代社会の仕組みに無知な人々です。そして、この種の無知は責められないと思うのです。銀行の管理職でもオンライン・バンキングの構造や機能を知らない人物の方が多いのですから一般市民にその知識がなくても当然でしょう。だから私はこの種の詐欺に引っかかった人を「被害者」と呼ぶことに抵抗を感じません。
しかし「振り込め詐欺」の元祖である「オレオレ詐欺」で金を巻き上げられた人々のすべてを「被害者」と呼びたくありません。学生ならともかく、社会人になっている息子、甥、孫などに金を出してやるという神経が理解できないのです。社会人になってしまえば「独立した知人」の一人に過ぎないではありませんか。誕生日にプレゼントを贈るぐらいならともかく、巨額の現金を提供する必要はないと私は確信しているからです。
絶対に「被害者」と呼ぶべきでないのは月1割以上といった無茶苦茶な利回りの投資話に引っかかる連中です。タダの「欲ボケ」です。中には認知症の人もいるかもしれませんが、その場合は身近で生活する人や福祉行政の手抜かりでしょう。

下は「ミニー・ザ・無ー茶」という曲です。


(1942年)

呼称を「長寿医療制度」に変えても世論の反対が収まらないので「後期高齢者医療制度」は根本的に見直すそうですね。しかし単純に従来の「老人保険制度」に戻すのではなく、「老人保険制度」あるいは「国民健康保険制度」全体を、「後期高齢者医療制度」のために新設された各都道府県後期高齢者医療広域連合に移管するという構想が浮上しているようです。
現在の国民健康保険の保険料は運営する自治体、つまり市区町村によって相当異なります。したがって通称「広域連合」に移管されると保険料の額がどうなるのかが示されなければ国民は賛否を判断できません。それに、移管時における事務の混乱も十分予想されます。
しかし、どのマスメディアもそこまでは論じません。

ようやく平成21年度の予算案が国会に提出されるようです。ついでに消費税の税率を3年後に引き上げることも明記されるらしい。しかし以前から私がブーブー言っている「品目別税率」を採用するかどうかは表現されないようです。
与野党とも「品目別税率」は話題にしません。野党としては、国民の反発をかき立てる作戦なのでしょうか。
ではマスメディアも黙っているのはなぜでしょう。
小売り段階で間接税を徴収する制度を採用している国は沢山ありますが「品目別税率」を適用していないのは日本だけです。そのことを国民は知らないと思っているのでしょうか。
政治家の中に「国民は知らない」と信じている視野狭窄の輩が混じっているのは確かでしょうが、マスメディアが知らないはずはないでしょう。

やはり日本は報道管制の国に戻ってしまったんですね。

そこでもう一度「ミニー・ザ・無ー茶」を:


(1980年)
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by convenientF | 2008-12-24 16:03
「救急診療」は正式の診療にならないのであらためて翌日「外来診療」へおいでください、と会計の時に言われたので昨12月19日(金)遙々行ってきました。快速電車とタクシーで片道1時間、2,500円で診察時間は1分!ドクターと看護婦の小声の会話に耳をそばだて、推察したところでは「救急診療」を担当するのは「派遣スタッフ」のようなのです。「緊急措置室」が10部屋もありますから納得してしまいますね。

時間は予約してあったのに1時間以上待ちました。まず持参した新聞を読もうとしたのですが待合室が暗いのです。横を通った事務員に「いつもこんなに暗いの?」と訊きましたら「クリスマス・デコレーションが終わりましたので」と嬉しそうに教えてくれました。

周囲を見るといわゆる「クリスマス・デコレーション」だらけ。Merry X’masの文字、サンタクローズ、クリスマス・ツリーのイルミネーションが点滅しています。これを強調するために照明を暗くしているのです。日本の公立病院にクリスマス・デコレーション!

そう言えば「都市デザイナー」なる肩書きの人物が市長になった隣の市でも、市が管理している事務所・事業所にもピカピカの飾りが施されています。その費用は、当然、市の歳出なんでしょうね。総理官邸から社会保険事務所、ハローワークまで飾られているのかな?

妻にその病院の話をすると「個人の住宅にイルミネーションを取り付ける商売や個人住宅用のデコレーションセットが売れてるようよ」と教えてくれました。「じゃ、そのうち仏壇用のセットも出てくるのかな」と私が言うと「当然よ。浄土真宗セット、日蓮宗セット、曹洞宗セット、天台宗セットとかね」




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by convenientF | 2008-12-20 13:45
腕を吊ったまま近所の蕎麦屋で夕食をとり、店を出たところでまた転倒。とりあえずレントゲンでみたら先に骨折した手首の上の方、肘のあたりにヒビが見えます。翌朝MRIで確認したら、幸い、打撲でしたが痛みは相当ある模様。

なんという呪われた老後かと嘆きながら、今朝ブルドッグに目薬を差そうとしたら嫌がって頭を振り、巨大な犬歯が私の右手の甲、小指よりの方を擦りました。まるで油井を掘り当てた時のように血が噴出。

「今朝」と言っても東京の一般的市民にとっては夜中と言える時間です。仕方なく救急車を呼びましたが、診断依頼に応じてくれたのは20軒目ぐらいの某巨大公立病院。遠い!

若い女医が「飼い犬に手を噛まれたってヤツですか。犬種は何ですか」と訊くので「xxxxxxxで、ヤツが咬む気で咬んだら骨もなくなってますよ」と答えました。「フーン。ま、取り敢えず縫います」というので「麻酔が効きませんので」と私はマジメに告知したつもりでしたが、ドクターは吹き出し「今時そんな人はいません」と言って鎮痛剤と麻酔を注射。しばらくして「感じますか」「はい、感じますよ」「気のせいでしょ」。

そして凧糸ぐらいの太さの糸を通した縫い針をズブリ。脳天までショックが来ました。私の表情を見て「あ、ヤッパ効いてないみたい」と呟きながら四針縫いました。しばらくして「ふー」っと溜息を吐きながら目を開けると誰もいません。縫合部にはガーゼを載せてありますが手から腕にかけてベットリ付いている血糊はそのまま。もっと驚いたことに、万一に備えて左腕の静脈に刺してあった点滴の針もそのまんま。呼べど叫べど人の気配なし。自分で針を引き抜き、傍らにあった書類を持って行って会計を済ませ、タクシーで帰宅。

左手が使えない妻と右手が使えない夫の静かで微笑ましい生活。

「政府が『改革』を停めて」くれたおかげです。



おわかりになる方はすぐにおわかりでしょうが、これ、前稿でNina Simoneが歌っているのと同じ曲。
下はゴスペルってヤツですね。


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by convenientF | 2008-12-18 15:57
なぜか紹介されていないようなので、僭越ながら拙者が『文藝春秋』新年特別号の特集の一つ「2009 逆転の日本興国論」の目次を紹介します。

内容を読んでみると、文章によってはどこが「逆転」なんだかさっぱりわからない特集です。
ハッキリしているのは、竹中クンが例によって「改革」という単語だけを喚いていて、何をどう改革するのか一切説明しないことです。あの子の頭の中、どうなってるんでしょうね。「改革」の二文字だけで意味が世界に伝わると思ってるんでしょうか。

①税金 消費税アップは15年後でよい ──原田 泰
②年金 安心なさい、年金は破綻しない ──権丈善一
③医療 給付金より2兆円で医療再建を ──本田 宏
④資産 「投資より貯蓄」が老後を救う ──小宮一慶
⑤官僚 霞が関の権益を排せば成長する ──竹中平蔵
⑥会社 「ヒト重視」日本型経営が勝つ ──伊丹敬之
⑦金利 白川総裁よ、金利をゼロにせよ ──中原伸之
⑧格差 最大の景気対策は貧困退治だ ──湯浅 誠

でも、この配列は面白いと思います。竹中クンの異常さが際だちます。

ついでですが「民営化1年 郵便局が崩壊する」は読むに値するレポートです。医療以外の部分での「姥捨て」作業がはっきり示されています。

ま、明るい気分にはなれませんね。





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by convenientF | 2008-12-17 11:56
今度のアメリカの自動車ビッグスリーと米国会の支援交渉はスタートからお笑いぐさだった。借金を申し込むのに、すぐ近所のデトロイトから各々が自家用ジェットで首都ワシントンD.C.の乗り付けたら自家用ジェットなんか持っていない貸し手の国民、その代理人の国会議員はどう思うか、あのお偉方たちは考えなかったように見える。本人が思い及ばなかったうえ、側近も気がつきながら意見具申しかったように見える。

小さい頃、「払いを待って貰ったり借金したりするときはツギの当たった着物で頼みに行かなければならぬ」と何かの本で読んだ記憶がある。

しかし大学生になって父から教わったのは逆だった。「貧乏くさいと支払能力を疑われるから、仕入先や銀行に会うときはパリッとしてなあかん」

ビッグスリーの自家用ジェット利用は「パリッとしてなあかん」という思想に基づく行動だったのだろうか。そうだとすると、ほんの数ヶ月前に破綻金融機関の経営者報酬が国会やメディアで糾弾されたのを知らなかったのだろうか。しかも自動車産業は、従業員も高収入を得ている一匹狼たちで構成される金融業界と異なり、従業員たちは巨大なUAW(United Auto Workers:全米自動車労働組合)に所属している。国会議員たちもUAWには神経を使う。

高度成長を遂げる前の日本産業界なら別な星の出来事として一顧だにしなかっただろうが、CEOの類の子供じみた称号、ストックオプションのような怪しげな報酬制度がアメリカから入っている今日では、日本のお偉方も威張り散らしながら「首切り競争」を繰り広げている。

何でもアメリカと同じ。
しかし、ブッシュは何もかもオバマに押しつけてバイバイできるが、自民公明政府は簡単には逃げられない。

20世紀に世界を席巻した日米の自動車産業は「ルート66」のような偉大な遺跡となるだけか。それも良かろう。



ナット・キング・コールはピアノの鬼才として登場したが、余技だった歌が売れて大人気歌手になったのだ、と話しても信じて貰えなくなってきたので証拠を提出した。

しかし、この歌はいろいろな演奏が楽しめる傑作ではある。


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by convenientF | 2008-12-14 15:30
還暦前ならば、今日は「東京読売カントリークラブ」に出かけていたはずです。「ゴルフ日本シリーズ」の翌日に同じコース設定に挑戦する会です。そんなバカバカしい会が未だ続いているかどうかは知りません。

バカバカしいと言えば、米自動車ビッグ3の財政支援要請に対する米議会の聴聞会もバカバカしくて笑えましたね。リーマン・ブラザーズ、AIGに始まってビッグ3に至るまで、こんなアホでなければ世界最大級の企業のトップにはなれないことを証明してくれました。

民主党だけでなく、共和党の議員もCEOたちを激しく攻撃する場面は感動的でさえありましたが、下院議長のナンシー・ペローシ女史の写真はなぜか例の議長席での喫煙シーンばっかり。議場での喫煙は彼女自身が禁止令を出したはずなんですけどね。日本と同じく、議員たちは廊下の喫煙所を使ってると思うのですが。
そうそう、ホワイトハウス内ではポイ捨て横行。裁判所でも靴で消しているシーンが時々ニュースで見られます。

そして思い出したのが「晴れた日にはGMが見える」(On a Clear Day, You Cans See General Motors)です。1980年に翻訳出版され、飛びついて買ったのですが、書棚の奥に残っていました。古書ならAmazonその他で入手できます。

著者は「パトリック・ライト」となっていますが、内容はGMの頂上近くまで昇りながら飛び出して独立した「ジョン・Z・デロリアン」の独白形式、つまり一人称で書かれています。昇進のために上司を誑し込む過程は迫力満点。

リーマンは何とか日本に押しつけましたが、麻生の支配力は小泉に比べるとゼロみたいなものですし、トヨタ、ホンダ、ニッサンがありますから無茶が過ぎますよね。

さて、アメリカと日本はこれから急増する失業者をなんとか処理しなければなりません。アメリカの自動車関連や小売業から発生する失業者には概ね失業手当が支払われますが、日本ではほとんどの失業者には何の救済もなし。工員寮、作業員寮で暮らしていた労働者は身ぐるみ剥がれる感じ。衣食住を確保できる刑務所入所を狙って盗み掻っ払いをやるのは温和しい方。自棄になって無差別殺人や放火に走るヤツが激増するかもしれません。いや、多分激増するでしょう。



今は優しいだけの甘ったれ犬に過ぎないDick(ブルドッグ)を警護犬に改造することが急務になってきました。
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by convenientF | 2008-12-08 16:19