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ミニー・ザ・無ー茶!    

日本中のデパート、スーパーなどの小売店が悲鳴を上げている一方でネット通販の売上げが絶好調だそうです。テレビ・コマーシャルの世界でも以前の主役のほとんどが消えてしまったようですが通販業者は相変わらず、いや一層盛大にやってます。そして正月が近づいた今は「カニカニカニ」....いつ、どこで獲れたのか、もしかするとソビエト連邦時代に水揚げされ、輸入されたものかもしれないカニを朝から晩まで売り込んでいます。
どういった人々が注文するのか、冬場は来る日も来る日もブリとズワイガニを食べさせられて育った私には想像できません。

「振り込め詐欺」のネタとして、まだ実施する法律もできていない「定額給付金」が使われ始めたそうですね。様々な還付金が利用されるようになったのはいつからでしょうか。いずれにして者、これらの詐欺に引っかかるのはコンピューターシステムに依存する現代社会の仕組みに無知な人々です。そして、この種の無知は責められないと思うのです。銀行の管理職でもオンライン・バンキングの構造や機能を知らない人物の方が多いのですから一般市民にその知識がなくても当然でしょう。だから私はこの種の詐欺に引っかかった人を「被害者」と呼ぶことに抵抗を感じません。
しかし「振り込め詐欺」の元祖である「オレオレ詐欺」で金を巻き上げられた人々のすべてを「被害者」と呼びたくありません。学生ならともかく、社会人になっている息子、甥、孫などに金を出してやるという神経が理解できないのです。社会人になってしまえば「独立した知人」の一人に過ぎないではありませんか。誕生日にプレゼントを贈るぐらいならともかく、巨額の現金を提供する必要はないと私は確信しているからです。
絶対に「被害者」と呼ぶべきでないのは月1割以上といった無茶苦茶な利回りの投資話に引っかかる連中です。タダの「欲ボケ」です。中には認知症の人もいるかもしれませんが、その場合は身近で生活する人や福祉行政の手抜かりでしょう。

下は「ミニー・ザ・無ー茶」という曲です。


(1942年)

呼称を「長寿医療制度」に変えても世論の反対が収まらないので「後期高齢者医療制度」は根本的に見直すそうですね。しかし単純に従来の「老人保険制度」に戻すのではなく、「老人保険制度」あるいは「国民健康保険制度」全体を、「後期高齢者医療制度」のために新設された各都道府県後期高齢者医療広域連合に移管するという構想が浮上しているようです。
現在の国民健康保険の保険料は運営する自治体、つまり市区町村によって相当異なります。したがって通称「広域連合」に移管されると保険料の額がどうなるのかが示されなければ国民は賛否を判断できません。それに、移管時における事務の混乱も十分予想されます。
しかし、どのマスメディアもそこまでは論じません。

ようやく平成21年度の予算案が国会に提出されるようです。ついでに消費税の税率を3年後に引き上げることも明記されるらしい。しかし以前から私がブーブー言っている「品目別税率」を採用するかどうかは表現されないようです。
与野党とも「品目別税率」は話題にしません。野党としては、国民の反発をかき立てる作戦なのでしょうか。
ではマスメディアも黙っているのはなぜでしょう。
小売り段階で間接税を徴収する制度を採用している国は沢山ありますが「品目別税率」を適用していないのは日本だけです。そのことを国民は知らないと思っているのでしょうか。
政治家の中に「国民は知らない」と信じている視野狭窄の輩が混じっているのは確かでしょうが、マスメディアが知らないはずはないでしょう。

やはり日本は報道管制の国に戻ってしまったんですね。

そこでもう一度「ミニー・ザ・無ー茶」を:


(1980年)
by convenientF | 2008-12-24 16:03