『9割の病気は自分で治せる』

先日「幻覚? 夢遊病?」へのコメントで“りえさん”が紹介してくださった『9割の病気は自分で治せる』をようやく読み終えました。

著者は大阪大学出身の「ガン」研究者で、医療相談ウェブサイト“e-クリニック”(www.e-clinic21.or.jp)を開設した“岡本裕博士”です。

岡本センセイの基本スタンスは、「中医」で自己治癒力を高め、西洋医学は対症療法として利用するというもののようです。ここで言う「中医」は文化大革命以後に中国で発達してきた医学だそうです。我々日本人は「漢方」と混同しがちですが、「漢方」は日本の伝統医術だそうです。

以下、私が惹かれた記述を抜き出します。

病気の状態(病態、疾患)をおおまかに分類してみると、次の3つのカテゴリーに分けることができます。
カテゴリー1:医者がかかわってもかかわらなくても治癒する病気
カテゴリー2:医者がかかわることによってはじめて治癒に至る病気。
言い換えると、医者がいないと治癒に至らない病気
カテゴリー3:医者がかかわってもかかわらなくても治癒に至らない病気
開業医や市中病院の医者が日常診療で遭遇する疾病のほとんどはカテゴリー1にあたります。その比率は、少なくとも70%以上、多ければ90%以上だと思います。ちなみに私の場合、実際に数えてみますと、実に95%もがカテゴリー1に属していました。

今の社会風潮は、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満などは「しっかりと治療を受けなくてはいけませんよ」という空気です。これは医療機関の経営者にとっては、とてもありがたい追い風です。その風は自然に吹いたのではなく、政府が吹かし、メディアがあおっているような気がします。

さらに、高血圧の基準値(正常範囲)も2000年に160/95から140/90に引き下げられました。これだけで、一挙に高血圧の患者さんが3000万人増えました。それまでに2000万人いましたので、合計5000万人になったわけです。

メタボリックシンドロームを一言で言うと、ただの食べ過ぎ、運動不足で、それ以上でもそれ以下でもありません。

薬剤の連用で一番に懸念されるのは自己治癒力を低下させることです。


そして自己治癒力強化のためのいろいろなヒントや提案が、平易な文章で綴られています。
『中経の文庫』で税込み600円。


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by convenientF | 2010-04-20 15:15